HOME新着情報ピックアップ > 新年ご挨拶

カテゴリ

新年ご挨拶

中津川商工会議所 会頭 杉本 潤

 

 

明けましておめでとうございます。2021年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

旧年中は、中津川商工会議所の活動に対しまして、常議員をはじめ、役員、議員、会員の皆様には、格別のご支援、ご協力を賜り感謝申し上げます。

 

昨年は、中国武漢で発生した新型コロナウイルスの世界的な拡大により、我が国経済は、2020年前期の実質国内総生産(GDP)が年率換算で27.8%減となり、リーマンショック時の2009年1月~3月期の年率17.8%減を超える未曽有の影響を受けることとなりました。感染拡大防止と経済活動を両立しつつ正常化へのステージへの移行をしたものの、二次感染拡大による影響から、地方自治体独自の緊急事態宣言や再度の経済活動自粛の動きがある中、中小企業・小規模事業者の事業継続と雇用維持の努力は限界に達しつつあります。現在のところ、新型コロナウイルスの完全な終息が見通せず、経済活動が正常化に至るまでには最低2~3年は要することが予想されます。

 

中津川商工会議所でも、役職員一丸となって新型コロナウイルスに関する経営支援、全会員の会費半額減免をはじめ、経営支援や融資相談などは700社を越え、関連融資についても約16億円と例年の10倍以上の実績となっています。おかげさまでコロナの影響による倒産、廃業などは最小限に食い止められています。会員の皆様からは、職員の職務に対する賛辞や新しく商工会議所に入会していただいた方も多く見られます。会員の皆様のご理解、ご協力に対し感謝を申し上げます。

 

昨年9月には菅新政権がスタートしました。アメリカでもバイデン新大統領が就任される見通しとなり、我が国にとっても日米、米中関係など経済状況も大きく転換していく気配を感じています。経済見通しでは、日本の実質GDP成長率は、21年度は、前年比+3.3%増加に転じるものも回復力は弱く、22年度以降も1%台で推移し、GDPがコロナ前の水準に回復するのは、24年以降との見込みもあります。一方、トヨタ自動車が20年度の販売数、営業利益などを上方修正するなど、明るい話題も提供されています。当面は、コロナ禍からの再起に向け、中小企業の事業継続支援とコロナ禍の先を見据えた地方創生の推進する体制強化が喫緊の課題であると考えます。国・県・中津川市の各種施策・要請への対応、「新しい生活様式」に呼応した経済政策を注視しつつ、中津川の経済復活に全力で取り組んでいく所存でございます。

 

2027年開業予定のリニア中央新幹線についても、静岡県の水質問題などで進捗が心配されるところですが、リニア岐阜県駅周辺での事業進捗についてはJR東海の直轄事業、中津川市での関連事業については着実に工事が進んでいきます。

 

私は、2018年に開催された「東美濃商工会議所連絡協議会」(可児市を含めた6会議所)で東美濃45万人圏域を考える街づくり(新しい東美濃ライフを実現する街づくり)を提案したことがあります。東美濃地域に「人が集う」というコンセプトで、それぞれの地域がリニア開業効果を生み出すための「新しいスタイル」を創造し、近未来を見据え、連携することでそれぞれの都市力が向上し、定住人口や交流人口が増加し、中津川の魅力アップにもつながります。昨年5月には関・美濃商工会議所連携事業として刃物や美濃和紙の販売、その他土岐市のアウトレット内でも東美濃観光物産センター(仮称)構想も具体化されています。こうした広域連携の意識や取り組みがリニア開業時には大きく開花すると確信しています。

 

リニア駅開業の2027年は、中津川市名誉市民である前田青邨画伯没後50周年の記念すべき年であります。風化されつつある青邨画伯の偉業や功績を広くアピールし、10年間閉鎖状態の前田青邨記念館の再建に向けた活動も行って行きたいと思います。

 

コロナ感染拡大後の1年で国民はコロナ感染予防を意識した企業経営や日常生活に変化しつつあります。マスクや手洗い、リモート会議は当然のように行われ、自宅でもビジネスができる実感も定着しつつあります。コロナに負けない中津川の経済復興を最優先に観光や定住化につながる魅力づくりに磨きをかけ、「リニア駅にふさわしい中津川」づくりに取り組んでいきたいと思います。

 

 結びに皆様にとりまして本年はコロナ感染が完全収束するとともに皆様がご健勝で飛躍の年となることを祈念して新年のご挨拶とします。

 


2020年12月24日 10:00