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新年ご挨拶

中津川商工会議所 会頭 丸山輝城

元気な中津川を! がんばろう日本

 

 

 東日本を襲った大震災、巨大津波による被害癒えぬまま新しい年を迎えました。

 

 多くの人々の力で復旧、復興への対応がなされておりますことに敬意を表するものであります。

 

 わがまち中津川の底力と“こころ”は誇るべきものがあります。震災直後より多くの市民がボランティアとして被災地に入りました。市民から寄せられた義援金は東濃地方各市とは比較にならない高額の1億4千万円にのぼりました。

 

 内外の政治、経済情勢はあらゆる面において混迷を深めております。

 

 地域経済発展への一翼を担う商工会議所の責務は極めて大きなものと思いつつ新年を迎えました。今日まで、中津川は可能性高きまちと信じ皆様と力を合わせて努力してまいりました。

 

 昨年6月、JR東海は、中津川市西部にリニア中央新幹線停車駅の建設を発表しました。併せて、この地域に総合車両基地をも併設することを表明されました。中間駅建設費もJR東海が全額負担する方針が示されたことは、この地域にとって喜ばしく心から歓迎すべきめでたいことであります。

 

 地域経済団体として、リニアに対する取組みへの責任は極めて大きなものがあると気を引き締めております。会員各位の知恵の傾注を期待するものであります。

 

 昨年は数多くの幅広い事業を推進してまいりました。

 

 東日本大震災への対応と心を示す活動は、全ての日本人に対する人生への問いかけでもあったと思うのであります。対策本部を立ち上げ、3月25日には職員と市内会員企業社員とで、トラック2台での被災地支援、また第25回の中津川夏まつり“おいでん祭”は、市内全域の皆様のご協力で成功裡に開催できました。この折に、福島第一原発被害により、会津若松市に集団避難していた大熊町の小学生を招待し、子供達に心の安らぎを少なからず与えることが出来たと思っております。

 

 中津川市中心市街地活性化基本計画に基づき推進している多くの事業は、自慢できるものと考えております。42回にわたる六斎市は、延べ54万人に及んでいます。一店逸品運動、空店舗の活用においては、世代交流と情報発信基地としての機能をもった、まちなかステーション『ねこのて』を西太田町にオープンしました。カフェ、キッズルームを設け子育て世代の情報交換の場として評価を受けております。リニア停車駅が出来ても、中心市街地の活性化に手を緩めることなく力を注ぐ必要があると確信しております。

 

 昨年10月29日、『第25回全国中山道宿場会議中津川大会』が開催されました。この大会は全国の中山道の歴史を活用しブラッシュアップを図ることで、まちの活性化を積極的に推進し、地域に根ざした事業等の展開を図ることを目的に、毎年、中山道の宿場で開催されています。今回、中津川宿が会場となり、当所が中心となって開催致しました。開催日は、皇女和宮の降嫁150年にあたり、中津川宿に宿泊された記念すべき日と重なり、全国から多くの中山道の関係者をお招きし盛大に開催することができました。

 

 中山道に代表される観光資源の活用にとどまらず、創作なかつがわ料理コンテスト入選作を活用した「若どりトマト丼の会」の設立など新たな事業づくりを推進してまいりました。また、「中津川まるごと体験バスツアー」事業を6回実施し、中京圏を始めとする各地から約150名の方々にご参加いただき、中津川のみどころを紹介し今後の誘客につなげる事業として、これからも一層磨きをかけて観光資源の開発、誘客促進に努めてまいります。

 

 ものづくりのまち、中津川にとって工業の振興への貢献も重要な課題であります。

 

 リーマンショック以降、未来に向けた施策の一つとして、経営者、従業員を対象とした「経営戦略セミナー」「人材育成セミナー」など数多く開催してまいりました。

 

 また、地域内製造業の交流の促進により、技術力強化と生産改善に資することを目的として、ワーキングツアーを実施してまいりました。「中津川市中小企業支援センター」の運営、さらに、平成23年度より、中津川市の支援をいただき『小規模事業者経営改善資金(通称:マル経融資)』の利子補給制度を創設し、1年間の利子に相当する額が補給されることとなりました。

 

 ものづくり都市中津川の未来のために、子ども達を対象としたロボカップ事業もNPOと連携をとって継続して実施してまいりました。ロボカップに参加する子供たちが50人、100人と増え、将来中津川市でロボット選手権大会が開催出来ることを期待しております。そのことが、工業都市中津川の次代を担う子供たちの育成支援に役立つものと考えております。

 

 地域経済の活性化を実のあるものに具現化するためには、この地域をどのような形にするのか、というビジョンを、企業・市民・行政が共有しなければならないと思います。

 

 中津川商工会議所もこうした理念の下、「地域になくてはならない会議所」「信頼いただける会議所」を目指して役職員一同最大限の支援が出来るよう研鑽いたすとともに、会員の皆様に元気を与えられるような「明るく元気な会議所」づくりに努める所存でございます。

 

 結びに当たり、会員各位の益々のご健勝とご多幸、そして事業のご発展をご祈念申し上げまして年頭のご挨拶といたします。

 


2012年1月11日 10:00